カテゴリー別アーカイブ: 投資

ループイフダンの維持率の維持について

調子の良いときの利益率の高さに、ついつい調子に乗ってしまう
アイネット証券のループイフダン。

一部決済は出来るものの、新規発注を止めるには全決済しかないので、
裁量取引やトラリピの様な計画的なリスク管理が難しい。
アイネット証券が公開している「ループ・イフダン目安資金表」を元に、
USDJPY_B15_15の場合の、為替の変動幅と維持率の変化をまとめたのが下の表。

維持率10の列は円高に耐えらえる値幅が10円とした場合の維持率の変化の様子。
維持率20が20円、維持率30が30円の場合。
それぞれに必要な資金は 70万円、206万円、410万円。

維持率の変化をグラフにすると、こんな感じ。

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維持率2000%くらいで安心してはいけない、という事が良く分かる。

トレンドが反転したと判断したら、
即座に停止&全決済するのがベスト。

遅れて損切りしても、
追証までの限界値幅を下げる効果はあまりない。
ドル円の年間の値幅を30円とするなら、
維持率は10000%(証拠金の100倍)くらいないと安心できない。

ただまぁ。
100倍の予算も持ってたら、FXなんてやらない気もするよね。

という話でした。

2016年の2月の取引まとめ

年末の米国利上げの後、セオリー通りドル安になるのか、
それとも素直に利上げ歓迎でドル高になるのか?

始まってみればドル安、というかリスクオフの円高の様相。
原油市場の正常化と、米国の景気回復の本格化が期待される。

今年一年を占う一月相場は、ドル高かドル安か?

そんな一月の最終日に、マイナス金利導入という黒田バズーカ第三弾が炸裂。
年初の円高分は、ほぼ帳消しにしてしまった。

甘利大臣の緊急退任の影響もあったと思うし、
アナリストの反応はマチマチだけれど、
円高を望まない日本としては抜群のライミングだったと思う。

この後の市場の正常化が昨年の円安トレンドの継続に繋るか、
それとも、リスクオフの流れに巻き返されるのか、
2月も落ち着けない。

# 市況
## 米国
原油価格の低下が重しになっているものの、
発表される経済指標は、概ね良好。

原油安は、半分は米国が仕掛けたような物なので、
当局の思惑としては、中東に粘り勝って、市場シェアを奪い取りたい、
といったとこだろう。

だとすれば、原油安は、どちらかがギブアップするまで続くはず。

## EUの経済破綻と難民問題
どうやらユーロ安が、中国市場、続いてオセアニア通過に影響していたらしい。

ユーロが回復しないことには、全体が落ち着かない訳だけれど、
テロ、移民、不況、企業スキャンダルと、難題の雨嵐。

### フランス
昨年の連続多発テロの影響が未知数。

### ドイツ
フォルクスワーゲンの不正がどう決着するのか、未だに不明。

### トルコ
ロシアとのトラブルをどう決着するか不透明なまま年明け。
楽観的なトルコに対して、ロシア側の対応が強情な感じ。

ただ、月末には、危機感がトーンダウンしてきた様に感じる。

### ギリシャ
もう話題にも上らない。

## 中国
中国が沈むと、ユーロとオセアニアを道連れにしてしまう。

相変わらず元安誘導や、市場操作に忙しいらしいけれど、
月末頃には、市場の反応の薄くなってきた。

## オセアニア
中国の停滞から、資源安が収まらず。
これ以上の問題になる大きな材料もない。
中国に引き摺られて、落ち目が続きそうだ。

AUDは、良い話と悪い話がまぜこぜに聞こえてくるけれど、
NZDにはしばらく面白みがない。

## 日本
オリンピック以外に上げ要素が見付からない。
何かしらサプライズが欲しい。
そこへ、日銀の金融緩和。今回は不発にはならなかった。

# 裁量取引の成果と課題

# トラリピ/ループイフダン成果

# 今後のトラリピの課題
高値ポジションを整理して、安全圏を維持する。
今年中に身軽にしておきたい。

# 今後のループイフダンの課題
損益がバランスしたところで、AUDJPY_B20 を廃止する。
USDJPY_B15_15 を、127円を目処にS15に切り替える予定でいたが、
もう少し早め、124円くらいの方が良いかも知れない。

# 今後の計画
自分のルールをキッチリ守って取引をしよう。

ポジション調整。特にNZDとAUDを抑える

ループイフダンは、トラリピよりも利益率が高いものの、リスク管理が難しいので、維持率を高目にしておく。

MT4の売買を始める。

2016年の1月の取引まとめ

年末の米国利上げの後、セオリー通りドル安になるのか、
それとも素直に利上げ歓迎でドル高になるのか?

始まってみればドル安、というかリスクオフの円高の様相。
原油市場の正常化と、米国の景気回復の本格化が期待される。

今年一年を占う一月相場は、ドル高かドル安か?

そんな一月の最終日に、マイナス金利導入という黒田バズーカ第三弾が炸裂。
年初の円高分は、ほぼ帳消しにしてしまった。

甘利大臣の緊急退任の影響もあったと思うし、
アナリストの反応はマチマチだけれど、
円高を望まない日本としては抜群のライミングだったと思う。

この後の市場の正常化が昨年の円安トレンドの継続に繋るか、
それとも、リスクオフの流れに巻き返されるのか、
2月も落ち着けない。

# 市況
## 米国
原油価格の低下が重しになっているものの、
発表される経済指標は、概ね良好。

原油安は、半分は米国が仕掛けたような物なので、
当局の思惑としては、中東に粘り勝って、市場シェアを奪い取りたい、
といったとこだろう。

だとすれば、原油安は、どちらかがギブアップするまで続くはず。

## EUの経済破綻と難民問題
どうやらユーロ安が、中国市場、続いてオセアニア通過に影響していたらしい。

ユーロが回復しないことには、全体が落ち着かない訳だけれど、
テロ、移民、不況、企業スキャンダルと、難題の雨嵐。

### フランス
昨年の連続多発テロの影響が未知数。

### ドイツ
フォルクスワーゲンの不正がどう決着するのか、未だに不明。

### トルコ
ロシアとのトラブルをどう決着するか不透明なまま年明け。
楽観的なトルコに対して、ロシア側の対応が強情な感じ。

ただ、月末には、危機感がトーンダウンしてきた様に感じる。

### ギリシャ
もう話題にも上らない。

## 中国
中国が沈むと、ユーロとオセアニアを道連れにしてしまう。

相変わらず元安誘導や、市場操作に忙しいらしいけれど、
月末頃には、市場の反応の薄くなってきた。

## オセアニア
中国の停滞から、資源安が収まらず。
これ以上の問題になる大きな材料もない。
中国に引き摺られて、落ち目が続きそうだ。

AUDは、良い話と悪い話がまぜこぜに聞こえてくるけれど、
NZDにはしばらく面白みがない。

## 日本
オリンピック以外に上げ要素が見付からない。
何かしらサプライズが欲しい。
そこへ、日銀の金融緩和。今回は不発にはならなかった。

# 裁量取引の成果と課題

# トラリピ/ループイフダン成果

# 今後のトラリピの課題
高値ポジションを整理して、安全圏を維持する。
今年中に身軽にしておきたい。

# 今後のループイフダンの課題
損益がバランスしたところで、AUDJPY_B20 を廃止する。
USDJPY_B15_15 を、127円を目処にS15に切り替える予定でいたが、
もう少し早め、124円くらいの方が良いかも知れない。

# 今後の計画
自分のルールをキッチリ守って取引をしよう。

ポジション調整。特にNZDとAUDを抑える

ループイフダンは、トラリピよりも利益率が高いものの、リスク管理が難しいので、維持率を高目にしておく。

MT4の売買を始める。

2015年の11月と12月の取引まとめ

不吉な「暗黒の10月」をしのいで、円安回帰になるかどうか?の年末。
年末の爆上げも爆下げもなく、静かに手仕舞いを終えた2015年。

市場の2016年の予想は、円高と円安に割れている様だ。

8月の大暴落はあったものの、終わってみれば、年間変動幅の小さな年だった。

# 市況
## 米国
十分に良好な経済指標が出てきていたこともあり、
17日に発表されたFOMMCの結果は、大方の予想通りの利上げだった。

今後じわじわと少しずつ利上げを継続することも合わせて発表されたが、
それも想定の範囲内。

あまりにも市場の予想のど真ん中だったためか、
一瞬ドル高になった後、それを帳消しにするドル安の動きになっている。

これ以上のドル高要素がないので、どちらかと言えば、ドル安の雰囲気だ。

2016年は、何度、どの位の利上げを継続するのか?
といったところが話題になりそうだ。

## EUの経済破綻と難民問題
あちこちで酷い状態になっている。
今のところ実需に大きな影響はないようだが、
じわじわ下がったかと思えば、それなりに反発する展開を繰返している。

ユーロ高になる要因もないので、基本的には下げていくのだろう。
中国との連動が強いことも気になるところ。

### フランス
11月13日金曜日に発生した連続多発テロで厳戒令が出ていたが、
騒ぎは治まりつつある。

影響は未知数。

### ドイツ
フォルクスワーゲンの不正が、テロ騒ぎで霞んでしまったけれど、
4兆円~8兆円とも言われる対策費用をどう捻出するのか?

移民問題と合わせて、問題が積算。
ユーロへの影響もあるだろう。

### トルコ
ロシアとのトラブルをどう決着するか不透明なまま年明け。
楽観的なトルコに対して、ロシア側の対応が強情な感じ。

### ギリシャ
もう話題にも上らない。

## 中国
今度は個人の為替取引の規制にまで乗り出した様だ。
中国が沈むと、ユーロとオセアニアを道連れにしてしまう。
多少のズルには目を瞑りつつ、早く軟着陸して欲しい、というのが市場の見方だろう。

## オセアニア
じわじわと値を上げてはきたが、これ以上になる大きな材料もない。
むしろ、中国に引き摺られて、落ち目が続きそうだ。

特に、NZDはしばらく面白みがない。

## 日本
12月18日に発表された日銀の追加緩和は、もう大した話題にも登らず。
そろそろ万策尽きた印象。

短期的にはともかく、長期的にはオリンピック以外に上げ要素が見付からない。

# 裁量取引の成果と課題
発注スタイルをIFD+OCOに変えて、必ずロスカットを最初に設定しておくことにしたが、
どうも、却って利食いの機会を逃した上に、損をすることが多かった。

年末のポジション調整を除けば、概ね計画通りに3〜5万円の利益を達成した。
年間では、丁度100万円位。

2016年は、自分のルールをキッチリ守って取引をしよう。

# トラリピ/ループイフダン成果
今年の後半は殆どスワップ収益で、リピート益が少なくなってしまった。
それでも、年末のポジション調整を除けば、安定的に30万円位の利益を続けてくれた。
年間の利益率では裁量取引と変わらないけれど、浮き沈みが少ないのが嬉しい。

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# 今後のトラリピの課題
トラリピと言えども、損切りが重要だと言うことを実感した。
高値ポジションを整理して、安全圏を維持する。

来年中には、身軽にしておきたい。
特に、利益率の落ちた、AUDJPYとNZDJPYを縮小していく。

# 今後のループイフダンの課題
トラリピよりも利益率が高いものの、リスク管理が難しいので、維持率は高目にしておく必要がある。

損益がバランスしたところで、AUDJPY_B20 を廃止する。
USDJPY_B15_15 を、127円を目処にS15に切り替える予定でいたが、
もう少し早め、124円くらいの方が良いかも知れない。

# 今後の計画
MT4の売買を始める。

2015年の10月末までの取引まとめ

中国株式から始まる世界株安をキッカケに散々だった9月から
不吉な「暗黒の10月」へ。

中旬までダラダラと狭い範囲のレンジ相場が続いた後、
一段円高方向にシフトしたまま、再びレンジ相場で月末を迎えた。

とは言え、
ここから更に円高に荒れていく様なら炸裂するはずの黒田バズーカと、
米国の利上げを折り込み続けて数ヶ月のドル高期待が、
市場を疑心暗鬼にさせて、方向感を失なってしまっている。

レンジ抜けする材料が無いまま、
10月のFOMCと日銀金融政策決定会合でも動きはなく、
材料が無いまま月末を迎えた。

# 市況
## 米国
9月の良好な指標には市場は動かなかった。

10月に入って発表された米雇用統計は、予想よりも大幅に低いものだった。
一気に株安、ドル安か!と思った瞬間
結果的に原油高になる事を見越した買いと、原油高を好感した関連株高から
全体的な株高に繋がり、ぐるっと回ってドル高になるという、
唖然とする展開になった。

FRBは年内に利上げをすると宣言したものの、
その後の10月の指標もイマイチで、
年内利上げの可能性は、徐々に薄れてきている。

貿易赤字拡大も合わせて、急速に米国の指標が冷え込み
ますます年内利上げは困難に見える。

## EUの経済破綻と難民問題
## ギリシャ
もう話題にも上らない。
ただ、健全化は近い、とのニュースを上旬に見掛けた。
EUは、もうそれどころじゃない。

## ドイツ
フォルクスワーゲンの不正がどう決着するのか。
発覚当初、対策費用は2兆円とも4兆円とも言われていたが‥
今月は4兆円~8兆円と、とんでもない金額になってきている。

更に、シリアからの難民はドイツを目指している。
これが、どう転ぶのか。

## トルコ
シリア空爆と政治空白で泥沼化。
米国の誤爆もあいまって、トルコ国内の治安も悪化している。

その中で、リラはじりじりと反発修正してきたが、
11月の再選挙も与党が勝つ見込みはなく、
どうなるのか不透明なまま月末。

## 中国
相変わらず、都合の良い時だけ先進国を主張し、現実味のない事を良い続ける中国。

未だに6.9%の成長率を達成する見込みだと報道されているが、
中国政府が好評する経済指標を、もう誰も信じていない。

実質3%程度だろう、というのが市場の見方。

このまま官製相場で収束するか、構造改革しつつ軟着陸できるか?

## オセアニア
オセアニアとしては、通貨安を望んでいたのだろうが、そろそろブレーキがかかる頃合い。

一時の高金利通貨への過熱が消えて無くなったので、
政策金利を下げ続ける大義名分が無くなった。

オージは、RBAが金利を据え置いたことで急反発。
キューイは出遅れたものの、乳製品の価格上昇に合わせて反発中。

自然と半値戻し位にはなる流れ。

## 日本
そろそろ黒田サプライズがあっても良い頃合い。
だけど、じわじわと株価も戻し、円高圧力が弱まって来ているので、
バズーカは温存される可能性が高まってきた様に感じる。

米国の利上げが来年まで先送りになるとすると、
尚更日本は何もする必要がないので、
年内はこのまま動きの少ない状態が続くかも知れない。

米国が利上げを強行した場合、
最悪は市場が混乱して、急激にドル高円高方向に振れる可能性がある。
ただこれも、
もう長い事盛り込み済みの話なので、市場は白けた反応をする可能性も結構ありそう。

# 裁量取引の成果と課題
ポジション整理の結果、10月末には取引を再開できた。

レンジ相場的な動きが強く、結果騙しになるケースが半分弱。
しばらく、打診買い程度で様子をみている。

利益は5万円程度。

# トラリピ/ループイフダン成果
今月は、通常通り30万円以上の利益を上げることが出来た。

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# 今後のトラリピ/ループイフダンの課題
## ループイフダン
ループイフダンは、損益をみつつAUDJPY_B20 を廃止する。

USDJPY_B15_15 を、当初の予定通り 127円を目処にS15に切り替える。
それまでは放置。

## トラリピ
トラリピは、高値ポジションを徐々に解消していく。
あとは、通常通りの仕掛けに戻していく。

## 裁量取引
TRYJPYのナンピンを継続。

この数ヶ月、トラリピに頼り過ぎていたのを反省し、
テクニカル指標に従った裁量取引を本格的に戻していく。

為替予想再開への準備運動

2015年も秋の収穫期に突入してしまった。 相変らずテクニカルの指標は不揃いで 自信を持てるシグナルが少ない状況に変化なし。

ただ、バックテスト上で個別の通貨を見ていると、 良い結果を出すシグナルが増えてきた。

そこで、この3ヶ月間のバックテストの結果をレビューしてみる。

この3ヶ月の利益機会 (30日、60日、90日)

テクニカル指標の売買シグナルに全て対応出来たとしたら、利益機会はこれだけあった。 単位は円(100pips)。

  30日間 60日間 90日間
買い 30.720 31.010 25.285
売り 18.550 44.950 72.705
合計 49.270 75.960 97.990

休場しないで真面目に取引していたら、そこそこ利益になってたんだなぁ。

あくまでバックテストなので、どの位将来まで使えるかどうかは分からないけれど、 ボラリティが復活しつつああり、買いエネルギーの方へとバランスが移動しているみたいだ。

通貨別バックテスト結果のまとめ (30日、60日、90日)

それぞれの通貨のシグナルの回数と、勝敗結果。

通貨 回数     利益機会     勝敗    
  30日 60日 90日 30日 60日 90日 30日 60日 90日
USDJPY 4 2 1 0.65 2.35 3.60 LLLW WW W
AUDJPY 1 4 6 3.60 7.50 10.20 W WWWW WWWWWW
CADJPY 2 3 1 1.75 2.70 8.57 WW WWW W
EURJPY 4 4 6 4.85 4.22 1.70 WWWW WWWW WLWWWW
GBPJPY 1 6 1 3.80 13.05 7.20 W WWWWWW W
NZDJPY 1 1 3 5.20 6.00 11.05 W W WWW
TRYJPY 3 5 5 1.32 1.96 2.80 WWW WWWWW WWWWW
ZARJPY 1 4 2 0.41 0.56 1.12 W WWWW WW
AUDUSD 3 2 3 0.02 0.06 0.07 WWW WW WWW
EURUSD 2 9 11 0.04 0.06 0.07 WW WWWWWWWWW WWWWWWWWWWW
NZDUSD 2 5 7 0.06 0.04 0.02 WW LWWWW WWWWWLW

こうして見ると、この3ヶ月間を通して、それなりに値幅が取れて予測可能だった通貨は、 AUDJPY、EURJPY、NZDJPY、TRYJPY、ZARJPY、AUDUSD、EURUSD、NZDUSDあたり。

USDJPYは見事なレンジ相場なので ループイフダンで儲かっているけれど、 USDJPYのテクニカル指標はダマシばっかりだったんだなぁ。

細かくバックテストの結果を見て行くと

バックテストは3種類計算しているので、それぞれの様子を定性評価してみた。

通貨 sim1 sim2 sim3 メモ
USDJPY × 短期はダマシ多い/戻りが弱い/最悪117〜113円
AUDJPY  
CADJPY  
EURJPY  
GBPJPY     10/14 BUY 184.200 T 186.400 いい感じのシグナル
      10/17 BUY 184.470 T 185.850 いい感じのシグナル
      × 10/17 BUY 184.470 T 188.800 いい感じのシグナル
NZDJPY ×     10/17 BUY 81.400 T 81.900 頭打ち/延びれば84.1
    ×   10/17 BUY 81.400 T 82.200 頭打ち/延びれば84.2
      × 10/17 BUY 81.400 T 81.900 頭打ち/延びれば84.2
TRYJPY  
ZARJPY     10/17 BUY 9.062 T 9.135/9.24 ターゲット到達済み
      10/17 BUY 9.062 T 9.120/9.24 ターゲット到達済み
      × 10/17 BUY 9.062 T 9.960/9.33 良い形だけど遠い
AUDUSD  
EURUSD  
NZDUSD 10/17 BUY 0.681 T 0.684/0.702 頭打ち/抜ければ…

なんとなくまとめると。 AUDJPY、EURJPY、EURUSD、NZDUSDあたりは、そこそこ予想が当っていて利益機会も多かった。 予測は余り当らなかったけれど、そこそこ利益がとれたのは GBPJPY、NZDJPY、ZARJPY。

今現在は、その微妙な3通貨にシグナルが出ている。

  • GBPJPY 買い 185.85, SL 181.2/182.4
  • NZDJPY 買い 81.90, SL 75.8/79.2/79.4/79.35
  • ZARJPY 買い 9.120, SL 8.595/8.82 (10/19ターゲット到達済み)

少し打診買いしてみるか。

もはや ドル安=円高 ではない

この1〜2年は、ドル安=円高 と考えて不都合なかったけど、 この1ヶ月で様子が違ってきた。

対ドルで円高になった日でも、 他の通貨に対しては変化なしか円安に振れることが増えてきた。

リスク回避とドルの金利上げ期待に振り回されて、 円とドルで資金がピンポン状態で移動していたのが、変化してきている。

リスク選好とまでは言わないけど、 高金利通貨に資金が戻り始めたという事なんだろう。

アベノミクスの株高演出も終わって、正常化していくのかな。

恐しいのが USDJPY の円高リスク

テクニカル指標上では、113〜117円の円高ドル安に相当するエネルギーが貯まっている。

ドルの金利期待が徐々に薄れてきているし、黒田バズーカへの警戒も根強いから、 うやむやになる可能性はあるけれど、瞬間117円到達なら十分にありそう。

117円位なら基本は静観。113円だとキツイなぁ。 ともかく、ドルのポジションには要注意。控え目にしておこう。

2015年の9月末までの取引まとめ

中国株式から始まる世界株安をキッカケに始まった通貨不安。
リスクオフから円高になるかと思いきや、120円付近で持ち堪えている。

ここから底抜けするか、上抜けするか、全く予想できない。
こういう状況なので、ポジションを整理して、殆ど休場している。

その結果、USDJPYのループイフダン以外はヒドイ状態で、
大幅な損切りのために二年ぶりに月間赤字になった。

スワップとループイフダンの収入が本当に有り難い。

# 市況
## 米国
利上げはどうなる?で始まった9月。
米国内は順調に見えるが、完全に利上げのタイミングを失なってしまった格好。

ここで利上げしても、ドル高に動くか、失望売りになるか、
もう誰にも分からないのでは。。。

## EUの経済破綻問題
## ギリシャ
ユーロというかドイツが何とかするんだろう。という雰囲気。
ところが、そのドイツに大問題発生。

## ドイツ
ユーロの救世主だったはずのドイツ、フォルクスワーゲンに一大不正発覚。
排ガス規制を回避するボッシュ製エンジン制御プログラムが明るみになり、
対策費用は2兆円とも4兆円とも言われている。

VWのブランド失墜に加えて、同じボッシュ製プログラムを使っているメーカや
クリーンディーゼルを謳っているメーカへの影響も考えられる。

ドイツが沈んだら、ユーロはどうなるやら。という状況。

## トルコ
ISIS空爆と政治空白で泥沼化。
11月の再選挙が濃厚になり、かつ再選挙が良い方向に転ぶ見込みも少ない。

ここは買いのハズの歴史上の安値圏なのだが、反発しそうな切っ掛けが無いだけに、
リスクオフムードの方が強い。

## 中国
中国の官製相場は、この後どうなるのか?
バブルはどう収束するか?

中国株の下げは、バブル前水準まであと少し。
意外とソフトランディングだったとも言える。

が、一方で中国政府が半端で強引な対策を繰り返したため、
根本的な解決には見えず、本当に収束したのか市場は疑心暗鬼なまま。

## オセアニア
オセアニアとしては、通貨安を望んでいるんだろう。
金利もまだ下げて行くのだろう。

オージーは中国と共倒れしたがっている様にしか見えないし、
キューイはTPPで乳製品をゴリ押ししただけで、現実的な対策をしていない。

## 日本
直ぐに120円まで戻したものの、他国の状況が円高圧力になっているので、
そろそろ黒田サプライズがあっても良い頃合いかもなぁ。

市場参加者も同じ思いらしく、120円を下回ると直ぐに反発してくる。
かと言って、円安方向に上抜ける様子もない。

# 裁量取引の成果と課題
ポジションを整理して捻出した余力で、裁量取引きを増やす予定が、
円高ショックに対応に資金を使ってしまい、9月は完全に休場してしまった。

円の反発が明確になるまでは、休む予定。

# トラリピ/ループイフダン成果
トラリピは、円高に備えてポジションを何割か損切りしたため、
110万円の赤字になってしまった。

それでも、損切りを除けば17万円の利益を確保できたのは有り難い。

ループイフダンの方は、早めにポジション整理できたため、
月間では8万円の利益になった。

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# 今後のトラリピ/ループイフダンの課題
トラリピのスワップとループイフダンで、安定した利益が上ってくるのが助かる。

また、予定通り、ループイフダンの仕掛けを USDJPY_B15 と AUDJPY_B20 に絞った。
ほぼ安全圏の証拠金率なので、このまま放置する。
AUDJPY_B20 は何れ廃止するが、時期はしばらく様子を見て決める。

# 今後の計画
## ループイフダン
USDJPY_B15_15 を、当初の予定通り 127円を目処にS15に切り替える。
それまでは放置。

## トラリピ
損切りするタイミングが遅過ぎたため、身動きがとれなくなってしまった。
高値ポジションをあと少し整理して、安全圏を維持する。

## 裁量取引
TRYJPYのナンピンを継続。

この数ヶ月、トラリピに頼り過ぎていたのを反省し、
秋には裁量取引を復活させる。

2015年の8月末までの取引まとめ

# 2015年の8月の成果
とにかくひどい夏枯れ相場から一転、
というか溜ったエネルギーが円高方向に噴出した8月。

USDJPYのループイフダン以外はヒドイ状態で、
スワップでソコソコ助かっている。

アノマリー通り、盆の円高は今年も来た。と言うことか。

# 市況
## 米国
9月利上げで待ったなし、のはずが、
中国のサプライズの連続で抑え込まれそうな雰囲気が続いた8月。。

そんな中、盆開けのブラックマンデー発生で、
またしても利上げが遠退いた。

こうなると、利上げ観測後退で円高に振れるのか、
とりあえず好景気な米国に資産が移動してドル高か。

中長期の見通しが、やや円高に傾いたのは間違いない。
どっちにしても、ヒドイことになる気はしない。

## EUの経済破綻問題
## ギリシャ
大統領辞任などもあったが、たいしてニュースにならなくなった。
世の中ギリシャの我侭に付き合っている場合じゃない。
ユーロというかドイツが何とかするんだろう。という雰囲気。

## トルコ
ISIS空爆と政治空白で泥沼化。
11月に再選挙が濃厚になり、下げる一方。

ここは買い、のハズなのだが、リスクオフムードの方が強い。
いずれ上げるのは間違いないが、もう一回くらいは下げるだろうか。

## 中国
バブルはどう収束するか? と言われながら始まった8月。

8月11日に突然、中国政府が人民元の為替レートを対ドルで2%切り下げた。
輸出で儲けようという腹なんだろうけど、
中国はもう待ったなし、なんだ、というネガティブイメージしかない。

翌12日に、天津で大爆発。(他にも数件爆発)
中国政府の発表に比べ、映像からはシャレにならない規模に見える。
街が吹き飛んで、世界第3位の貿易港が機能停止。国内テロとの噂も。

更に8月24〜25日には、中国・上海発の世界同時株安。(というか中国発株安)
翌日には、中国が金利引下げの金融緩和策を提示した。
今更感はあるけど、これは評価されるだろう。

中国株の下げは、バブル前水準まであと少し。
以外とソフトランディングだった、とも言える。

ブラックマンデーやリーマンショック並の騒動だった割に、
影響は少なかった様で、25日にはかなり戻している。

波を残しつつ収束しそうな雰囲気。

## オセアニア
8月上旬、オージーは下げ止まり。
キューイはTPPで波紋。乳製品の価格下落が止まらない。
そこへ人民元切り下げで、背後から追い討ちをかけられた格好。

中国と共に沈む気でないなら、何か手を打つ頃だと思うけども、
何も対策らしき発表が聞こえて来ない。
オセアニアとしては、通貨安を望んでいるんだろう。
金利もまだ下げて行くのだろう。

## 日本
8月に入って、円安牽制が始まった。124円位が心地良いのだろう。
そんな雰囲気の盆空けに、一時116ドル円の円高。

直ぐに120円まで戻したものの、他国の状況が円高圧力になっているので、
そろそろ黒田サプライズがあっても良い頃合いかもなぁ。

# 裁量取引の成果と課題
上旬は動きが無く、中旬は乱高下が酷かっかので、裁量取引は一旦停止中。

7月までの利益の1/4位を使ってポジションを整理したので、
今月は大幅な赤字。損切りには妙な快感がある事を知った。

# トラリピ/ループイフダン成果
# 今後のトラリピ/ループイフダンの課題
トラリピは下抜けてしまったのだが、
ポジションが膨れ過ぎなので追従はしない。
当分はスワップだけで我慢する。

その代りに、
ループイフダンが良い仕事をしてくれている。

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見て確認できる通り、8月のトラリピは本当に動いていない。
下旬はレンジ離れだけど、上旬は市場が動いていなかったため。

対してループイフダンの方は、特に盆明けの行って来いで良い仕事をしてくれた。

トラリピのスワップとループイフダンで、安定した利益が上ってくるのは助かる。

# 今後の計画
## ループイフダン
高値ポジションを損切りしつつ市場に追従し、
USDJPY_B15_15 一本に整理する。

ループイフダンは儲かるのだが、リスク管理が難しいので、
比率を下げていく。

## トラリピ
下抜けした状況を回復するため、高値ポジションを少しづつ整理する。
特に、増え過ぎてしまった NZDJPY を削減し、TRYJPY に回す。
その後、またしばらく放置。

## 裁量取引
TRYJPYのナンピン&短期利食い継続。

この数ヶ月、トラリピに頼り過ぎていたので、
秋には裁量取引を復活させる。

2015年、お盆の円高は来るのか?来たのか?

来たと言えば来た。

ここ10年くらい、ドル安・円高傾向が強いようだけど、
実際のところ、そんなに高い確率ではないように思う。

今年の盆の円高も1円くらいのもの。
原因は、主に中国の形振り構わない金融施策と人民元の切り下げ。

日本からの買い支えが無いので、何かあったら円高に転び易いのだろう。

一時的な要因なら、盆明けに戻す可能性が高いだろうから、
収益チャンスと考えた方が面白い。

今年も、多分すぐに戻すと思うので、
ドルとトルコリラはポジションを追加しておいた。

さて、本当に戻すかな?

レバレッジネタ

面白いサイトを見付けた。

FXのレバレッジについて。


試しに計算してみましょう。スワップ派のサイトによると、USDJPYのHVはσ=6.95%であるので、今回は確実に安定して運用するために95%の確率で収束する2σを採用します。またμの値はUSDJPYのスワップポイントである、2.1%を採用します。そしてdを50%とすると、Lの値は
L = 50 / (6.95*2 – 2.1) = 4.24[倍]
となるので、レバレッジが4倍以内であれば、およそ95%の確率で安全圏に収束するということが分かります。

他のサイトや本でも、いろんな計算やシミュレーションがあるけど、
大体 3〜4倍に落ち着く。(みたいだ)

僕の場合は数式ではなくて、
2007年以降の為替データの最悪値に対して、
安全目に見積ってる。

その結果、今日現在の口座のレバレッジを計算すると 4.32倍だった。
予備の予算を加えたら、大体3倍位になる。

僕の今のポジション上の式に当て嵌めて計算すると、
2σで L = 6.7 、3σで L = 3.3。

今のポジションは 99.7%以上の確率で安全、ということだ。

だけど。
実際の取引では、 落ちきったところで仕掛けるのが一番いい。

攻めるためにも、普段のレバレッジはもっと低めの方が良い。
金融緩和が怪しくなってくる前には、しっかり撤収しとかなきゃ。