2015年の11月と12月の取引まとめ

不吉な「暗黒の10月」をしのいで、円安回帰になるかどうか?の年末。
年末の爆上げも爆下げもなく、静かに手仕舞いを終えた2015年。

市場の2016年の予想は、円高と円安に割れている様だ。

8月の大暴落はあったものの、終わってみれば、年間変動幅の小さな年だった。

# 市況
## 米国
十分に良好な経済指標が出てきていたこともあり、
17日に発表されたFOMMCの結果は、大方の予想通りの利上げだった。

今後じわじわと少しずつ利上げを継続することも合わせて発表されたが、
それも想定の範囲内。

あまりにも市場の予想のど真ん中だったためか、
一瞬ドル高になった後、それを帳消しにするドル安の動きになっている。

これ以上のドル高要素がないので、どちらかと言えば、ドル安の雰囲気だ。

2016年は、何度、どの位の利上げを継続するのか?
といったところが話題になりそうだ。

## EUの経済破綻と難民問題
あちこちで酷い状態になっている。
今のところ実需に大きな影響はないようだが、
じわじわ下がったかと思えば、それなりに反発する展開を繰返している。

ユーロ高になる要因もないので、基本的には下げていくのだろう。
中国との連動が強いことも気になるところ。

### フランス
11月13日金曜日に発生した連続多発テロで厳戒令が出ていたが、
騒ぎは治まりつつある。

影響は未知数。

### ドイツ
フォルクスワーゲンの不正が、テロ騒ぎで霞んでしまったけれど、
4兆円~8兆円とも言われる対策費用をどう捻出するのか?

移民問題と合わせて、問題が積算。
ユーロへの影響もあるだろう。

### トルコ
ロシアとのトラブルをどう決着するか不透明なまま年明け。
楽観的なトルコに対して、ロシア側の対応が強情な感じ。

### ギリシャ
もう話題にも上らない。

## 中国
今度は個人の為替取引の規制にまで乗り出した様だ。
中国が沈むと、ユーロとオセアニアを道連れにしてしまう。
多少のズルには目を瞑りつつ、早く軟着陸して欲しい、というのが市場の見方だろう。

## オセアニア
じわじわと値を上げてはきたが、これ以上になる大きな材料もない。
むしろ、中国に引き摺られて、落ち目が続きそうだ。

特に、NZDはしばらく面白みがない。

## 日本
12月18日に発表された日銀の追加緩和は、もう大した話題にも登らず。
そろそろ万策尽きた印象。

短期的にはともかく、長期的にはオリンピック以外に上げ要素が見付からない。

# 裁量取引の成果と課題
発注スタイルをIFD+OCOに変えて、必ずロスカットを最初に設定しておくことにしたが、
どうも、却って利食いの機会を逃した上に、損をすることが多かった。

年末のポジション調整を除けば、概ね計画通りに3〜5万円の利益を達成した。
年間では、丁度100万円位。

2016年は、自分のルールをキッチリ守って取引をしよう。

# トラリピ/ループイフダン成果
今年の後半は殆どスワップ収益で、リピート益が少なくなってしまった。
それでも、年末のポジション調整を除けば、安定的に30万円位の利益を続けてくれた。
年間の利益率では裁量取引と変わらないけれど、浮き沈みが少ないのが嬉しい。

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# 今後のトラリピの課題
トラリピと言えども、損切りが重要だと言うことを実感した。
高値ポジションを整理して、安全圏を維持する。

来年中には、身軽にしておきたい。
特に、利益率の落ちた、AUDJPYとNZDJPYを縮小していく。

# 今後のループイフダンの課題
トラリピよりも利益率が高いものの、リスク管理が難しいので、維持率は高目にしておく必要がある。

損益がバランスしたところで、AUDJPY_B20 を廃止する。
USDJPY_B15_15 を、127円を目処にS15に切り替える予定でいたが、
もう少し早め、124円くらいの方が良いかも知れない。

# 今後の計画
MT4の売買を始める。

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