年末の米国利上げの後、セオリー通りドル安になるのか、
それとも素直に利上げ歓迎でドル高になるのか?
始まってみればドル安、というかリスクオフの円高の様相。
原油市場の正常化と、米国の景気回復の本格化が期待される。
今年一年を占う一月相場は、ドル高かドル安か?
そんな一月の最終日に、マイナス金利導入という黒田バズーカ第三弾が炸裂。
年初の円高分は、ほぼ帳消しにしてしまった。
甘利大臣の緊急退任の影響もあったと思うし、
アナリストの反応はマチマチだけれど、
円高を望まない日本としては抜群のライミングだったと思う。
この後の市場の正常化が昨年の円安トレンドの継続に繋るか、
それとも、リスクオフの流れに巻き返されるのか、
2月も落ち着けない。
# 市況
## 米国
原油価格の低下が重しになっているものの、
発表される経済指標は、概ね良好。
原油安は、半分は米国が仕掛けたような物なので、
当局の思惑としては、中東に粘り勝って、市場シェアを奪い取りたい、
といったとこだろう。
だとすれば、原油安は、どちらかがギブアップするまで続くはず。
## EUの経済破綻と難民問題
どうやらユーロ安が、中国市場、続いてオセアニア通過に影響していたらしい。
ユーロが回復しないことには、全体が落ち着かない訳だけれど、
テロ、移民、不況、企業スキャンダルと、難題の雨嵐。
### フランス
昨年の連続多発テロの影響が未知数。
### ドイツ
フォルクスワーゲンの不正がどう決着するのか、未だに不明。
### トルコ
ロシアとのトラブルをどう決着するか不透明なまま年明け。
楽観的なトルコに対して、ロシア側の対応が強情な感じ。
ただ、月末には、危機感がトーンダウンしてきた様に感じる。
### ギリシャ
もう話題にも上らない。
## 中国
中国が沈むと、ユーロとオセアニアを道連れにしてしまう。
相変わらず元安誘導や、市場操作に忙しいらしいけれど、
月末頃には、市場の反応の薄くなってきた。
## オセアニア
中国の停滞から、資源安が収まらず。
これ以上の問題になる大きな材料もない。
中国に引き摺られて、落ち目が続きそうだ。
AUDは、良い話と悪い話がまぜこぜに聞こえてくるけれど、
NZDにはしばらく面白みがない。
## 日本
オリンピック以外に上げ要素が見付からない。
何かしらサプライズが欲しい。
そこへ、日銀の金融緩和。今回は不発にはならなかった。
# 裁量取引の成果と課題
# トラリピ/ループイフダン成果
# 今後のトラリピの課題
高値ポジションを整理して、安全圏を維持する。
今年中に身軽にしておきたい。
# 今後のループイフダンの課題
損益がバランスしたところで、AUDJPY_B20 を廃止する。
USDJPY_B15_15 を、127円を目処にS15に切り替える予定でいたが、
もう少し早め、124円くらいの方が良いかも知れない。
# 今後の計画
自分のルールをキッチリ守って取引をしよう。
ポジション調整。特にNZDとAUDを抑える
ループイフダンは、トラリピよりも利益率が高いものの、リスク管理が難しいので、維持率を高目にしておく。
MT4の売買を始める。