Windows上で快適に使っている emacs-w64 は、 アップデートする毎、動作が機敏になってきていたので、 割と頻繁に追従していた。
それがある時から、不調になりがちになった。
emacs-w64 自体のバージョンは 25.0.x なのだが 25.1.x を目指した変更が外のパッケージに不具合を起こす様だ。
良い機会なので、もう使っていない古いパッケージを整理した結果、 むしろサクサク動く様になって、快適快適… と思いきや。
- migemoが動かない。
- helmの挙動が、変わってしまう。
- moccur が無くなった?
helmの方は、症状が深刻ではないし、 helm自体の更新が速いので、直に元に戻るだろう。
migemo/cmigemoは、もう枯れたパッケージだし、 そんなに更新頻度が高くないので、なんとか設定で回避したい。
migemo と emacs25.1.x
emacs25.1.x で isearch.elに変更があったために、 migemo.elと辻褄が合わなくなっている様だ。
Warning (bytecomp): ‘isearch-word’ is an obsolete variable (as of 25.1); use ‘isearch-regexp-function’ instead.
なので、
(setq search-default-regexp-mode nil) ;; emacs25.1
とすれば、まずは動作する。
追記
2016年03月24日現在、 isearch.elの実装がしょっちゅう変更されている様で、 ちょいちょい対応する必要がありそう。
macbook上のemacsは、 git HEAD で問題なくmigemoが動作する様になっている。
cygwinのcmigemoを使う emacs-w64 では、 問題なく使えるのは 2015年10月頃のバージョンみたいだ。
homebrewのemacsを25.0.50に戻す方法
Formula/emacs.rb を見ると、25.0-dev が良さげ。
brew reinstall emacs --devel --with-cocoa --with-rsvg --with-imagemagick
で、一応 25.0.xに戻せるのだけれど、 isearch.el は既にemacs25.1.x相当のものに置き換わってしまっていた。
むむむ。
そういう事なら、最新版にしておこう。と言う場合は。
brew reinstall emacs --HEAD --use-git-head --with-cocoa --with-rsvg --with-imagemagick